皆さん、こんにちは。次女の由美です。久々のナッシュビル・レポートです！
今回は私達がお世話になっていて音楽はもちろんの事、一人の女性としても凄く尊敬しているバンジョープレイヤーのアリソン・ブラウンの話題です。 彼女のニューアルバムとそのCDプロモーションライブ等をお送りします☆
★ナッシュビルのタウン情報誌「RAGE」に掲載された
アリソンのニューアルバムについての記事今回の滞在はたったの2週間でしたのでナッシュビルへ行くのならライブを堪能したい！と思い、渡米前からネットでライブスケジュールを隈無くチェックしました♪ アリソンと夫のゲイリーが経営する Compass Recordsのウエブサイトをチェックしていると、アリソンが珍しくもナッシュビルでライブをするとの事だったので、21番街にある Belcourt Theatreに行く事にしました。この会場は前回、ピーターローワン＆トニーライスのライブが行なわれた場所でその他にも様々なブルーグラスのコンサートが催されている様です。この翌週にはティム・オブライエンとギリアン・ウェルチのコンサートが予定されていました。（行きたかった〜！）
恐らくアリソンのステージをライブで観るのは１０年ぶり?くらいだったので、どんなステージになるのか凄く楽しみでした♪しかもこの時のゲストがスチュアート・ダンカン、ジョー・クレイヴェン、アンドレア・ゾーン、ベス・ニールセン・チャップマンと豪華メンバー！
会場に着くとすぐにアリソンの夫、ゲイリーと娘のハンナちゃんがロビ−にいて運良く会う事が出来ました。彼等にはライブを観に行くと知らせていなかったのでビックリしていたようです。
今回のステージでひと際目立っていたのはゲストのジョー・クレイヴェン！彼のフィドル、マンドリンそしてパーカッションはアリソンとの素晴らしいコラボレーションで観客を魅了していました♪とにかく彼のユーモアさは顕著。印象に残った曲はラップ風に面白可笑しくブルーグラスの事を歌った曲でした。それとアリソンのバンジョ−のヘッド部分をパーカッションの一部としてこれでもか！というくらいに叩きまくっていた事でしたね（笑）
アンドレア・ゾーン、ベス・ニールセン・チャップマンをフューチャーした歌の曲では、珍しくアリソンもハーモニーを付けていました。スチュアート・ダンカンも相変わらず凄いプレイを見せてくれました。
今回とても勉強になったのが「ステージング」でした。やはりプロだな！と思わせるようなアイデアがたくさん使われていました。例えば、ピアノの弾き語りが終わり少しの間、客席がシーンとなっているとどこからか小さな音で音楽が聞こえてくるんです。観客は何ごとだろう？とキョロキョロしていて私もその内のひとりでしたが、後ろの方を見るとアリソンとジョーがバンジョーとフィドルで演奏しながら客席を通り、ステージに向かって歩いてきてました！その後、ステージで彼等がしばらく演奏をしていると何処からかハンナちゃんがステ−ジに登ってきて、彼等の演奏をジッと聴いている。。。という可愛らしい場面もありました♪
★左よりアリソン、ジョー・クレイヴェン、スチュアート・ダンカン、ABQのドラマー
アンコールの時もアリソンがステージから「コンパスレコ−ドスタッフの皆、ベルコートシアターの皆さん、ありがとうございました。そして最後に私達のロード（ツアー）マネージャー。。。あれ？彼女は何処かしら？あっ、きっと日本に電話で打ち合わせ中なのかしら？」等と言ってステージからそのロードマネージャーを探していると、客席の後ろの方からノコノコとハンナちゃんが一生懸命ステージまで歩いて行くのが見えました！これには客席からもドッと笑いが出てとても可愛かったです。そのハンナちゃんもアンコールでは一緒にハーモニーを付けて歌っていたので流石、アリソンの娘！と思っちゃいましたね。ハンナちゃんも大活躍でした。
★アリソンが美雅に贈ったサイン入りニューアルバム「Stolen Moments」
後日アリソンのオフィスへ行き、このコンサ−トの話しをしていると「ナッシュビルで演奏するのは容易じゃないのよ。」とナッシュビルのオーディエンスから反応を得るのはなかなか難しいと言うような事を言っていました。知らなかった。。。まぁ、よく考てみるとナッシュビルでは毎日至る所でたくさんのライブが行なわれていますし、自然とオーディエンスもそうなってくるのでしょうか？それと、オーディエンスの中にはミュージシャンや音楽業界の人達も少なくはないでしょうし。。。
アリソンのニューアルバム"Stolen Moments"はほのぼのとした感じに仕上がっていました♪ですが、相変わらずの凄腕プレイです。皆さんも是非、聴いてみて下さいね。
:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+: アリソンのライブから1週間後、主人の同僚でジャズ・シンガーでもあるアニー・シェリックのライブが同じく２１番街の「Bosco's」というレストランで行なわれました。この日はサンデーブランチ・ライブという事で、ブランチを取りながらアニーのJazzyな歌声をBGMに。。。と贅沢な気分でした！彼女は１２番街にあった「Cafe 123」でずっとライブを行なっていて、ナッシュビルではよく彼女の名を耳にしていましたが、まさか、主人の同僚だったとは。。。このバンドのベ−ス弾きも主人の同僚の旦那さんで、彼は「Daybreak」というBluegrass Celtic バンドの元ベースプレイヤーでした。
そしてこの日の夜は私が前から観たかった「Duhks」のライブが３番街の「3rd and Lindsley」であるという事でしたが、残念ながら行けませんでした。。。このバンドのヴォーカルのジェシカはどこかで見た事があるな？と思っていたら、前述のピーターローワン＆トニーライスのライブのアンコールで一緒にピーターと歌っていた女の子でした。偶然にもそのライブの翌日に私が働いていた日本食レストランに来ていて、少し話しをしたのを思い出しました。このバンドはとてもお薦めです！ソウルフルなジェシカの歌声にタニーのケルティックなフィドルが絶妙♪某ブルーグラス雑誌では第２のNickel Creekになるのでは？というような事も書いてありました。これから期待大のバンドです！ 
★Annie Shellick
★Duhks
:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+: この他にも今回の滞在中には昨年の１２月からナッシュビルで頑張っているシンガーの永富真梨ちゃんにも会う事が出来ました！お父様が有名なカントリーシンガーでいらっしゃいます。これからの活躍がとても楽しみですね♪
それから「お知らせ」のページでも紹介しましたが、結婚式も挙げて来ました！本当に充実した2週間の滞在でした。。。
今回の「FROM ナッシュビル」はいかがでしたか？次回もお楽しみに！
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