その28

 みなさん、こんにちは。長女の美雅です。今回も昨年と同じく前田宏樹くん(マンドリン&ギター)と由美と私の3人でナッシュビル近隣のブルーグラス・コンテストへ行ってきました。日本にはないこのコンテスト・フェスは、主に7月と8月の週末(金曜日・土曜日)に開催されます。フェスによって曲の選択・時間制限などのルールが違うので、前もってチェックが必要です。アメリカ人は日本人に比べると時間にはルーズなのですが、こういうコンテストでは厳しいです。

Smithville Fiddler's Jamboree

 7月6日(土)朝7:30、Smithvilleまで車で約2時間。ジェット・スキーが楽しめる「Center Hill Lake」という大きな湖のすぐ近くにあります。9時半だというのに、もうすでに会場は人で一杯でした。最初のコンテストはフィドル。しかし、残念ながらエントリーは9時で締め切られていました。マンドリンもすでに前日の金曜日に行われていたので、今回はバンジョウ・コンテストのみ、という事になってしまいました。

 このジャンボリーの会場の回りには、とにかく日陰がありません。日陰があるところはすでに人が陣取っているので、ジャムするにもかなりの体力と気力がいります。驚いたことに宏樹くんのマンドリンの塗装が溶け始め、泡を吹いていました!!

Cedar Festival

7月20日(土)このフェスには楽器を演奏するステージの外にダンス・コンテスト用のステージがあります。しかもダンス・コンテストの方が比較的大きなイベントみたいです。また私たちの知る限りでは、このコンテスト・フェスの賞金が近隣の他のフェスより多いです。

Wilson Bank

 このシダー・フェスの会場は、日本でいうテーマパーク、「フィドル弾きの村」で行われています。

 左の写真は銀行ですが、この他にも郵便局、病院、刑務所、学校などがあります。名前には全部“Fiddler's”が付いていて、この建物は「フィドル弾きの銀行」ということです。

 実際にそこで働いている人はいないと思いますが、おばさんがヒョイと現れて「ちょっとごめんなさい、いま店を開けるから・・」と 鍵を開けていました。どうなんでしょうか??

マンドリン部門―今年は参加者が10人程。しかし、中には去年のウィン・フィールドで優勝したアダムもいました。宏樹くんはベース・ギターを揃えての演奏でしたが、健闘空しく5位でした。

バンジョウ部門―幸いなことに?たったの4人だけの参加者でした。しかし私は2位、3位は先週のSmithvilleでジャムをしたおじさん。1位は去年どのフェスでも見かけたおじさん。バックは“元New Traditionのギター弾き”のメンバーを率いての演奏でした。演奏した曲はShuckin' The Corn、Shoot the Dog、Sled Ridingの3曲。

Harpeth Fiddler's Jamboree

7月27日(土)、ナッシュビルからおよそ車で30分のところにある、フランクリン市も96F°(35.5度)の猛暑でした。ステージには屋根がないし客席にも日影がありません、おまけに蒸し暑い天候でした。他のフェスに比べ学生や子供たちのプレイヤーが多かったみたいです。

どのフェスでも楽器、バンド・コンテストと同じくダンスのコンテストもあるので、こういう光景がよく見られます。

バンドのジャムの曲に合わせておじいさんから小さな子供まで踊っています。

地面にあるのボードはステップを踏む時に使用しますが、持ちはこびができるように取っ手が付いています。

クロッギングダンス

また“最初に登録した人が最後に弾く”という面白いルールがあり、曲は2曲弾けます。あとは他のフェスと同様です。参加費は$2。1位75ドル、2位50ドル、3位25ドル。

マンドリン部門―今回は宏樹くんは参加しませんでしたが、バンド・コンテストでは3位に入賞しました。

バンジョウ部門―あまりの暑さで、演奏中にピックが落ちる、というハプニングがあったのにも関わらず、1位になりました。演奏した曲はShuckin' The CornとSled Ridingの2曲。

フェスのお店

 フェスを囲むいろんな出店の一つです。フレンチ・フライズ、レモネード、オニオンリング等あります。すごくその日は暑かったので、レモネードを何回も買いました。値段は$1.50。

 フレンチ・フライズとは日本で言うフライドポテトのこと。マクドナルドで、セットでついてくるあの細いポテトと同じ。オニオンリングは、ただ玉ねぎの輪を揚げた食べ物。こっちでは、ファースト・フードで売っているところが多いです。



Home

Top

Next