次女の由美です。経済的な事情があって今年の7月より、「一番」という日本料理のお店でアルバイトしています。そこで今回はナッシュビルにある日本食レストランについてレポートします。

 私は現在、ナッシュビル・テックでコンピューターのプログラミングを勉強している学生です。ところが今年に入って我が家の経済事情が悪化してきましたので、働きながら勉強を続けることになりました。そこで3年もの間、日本食レストランで寿司&キッチンシェフとして働いている渡辺英之(ビギンズ&エンズのbj)くんの紹介で「一番」という日本料理のお店で働くことにしました。

 通常、学生ビザでは働く事ができないのですが、家庭の経済事情が困窮した理由を移民局に申請し、それが受理されれば「エコノミック・ハードシップ・ビザ」が取得できます。このビザがあれば学びながら働くことが出来るのです。

 

 ナッシュビルには日本食のお店が「一番」の他に10数店あります。主に寿司がメインのレストランで、店名も「琴」、「御殿」、「弁慶」、「将軍」、「新富」、「たぬき」、「おみこし」などユニークです。

 私が働き始めた「一番」はダウンタウンにあるという事もあり、ナッシュビルでは最も知られている日本食レストランです。私たちが1993年に初めてナッシュビルに訪れた時もBOMサービスの渡辺三郎さん達とここへやって来ました。 

 日本人のお客さんの半数はナッシュビルに出張や観光で来られている方達です。ここには日産、ブリジストン、日通などの日系企業があり、数千人の日本人が住んでいるといいます。ここナッシュビル在住で、ブルーグラスの月刊誌「ムーンシャイナー」のナッシュビル・リポートを執筆している 四方敬士氏さんはここの常連客です。

 先月はなんと「カントリーゴールド」の主宰者であるチャーリー永谷さんが観光ツアーの方々とお見えになったのにはビックリしました。そのチャーリーさんは翌日にオープリーで演奏されると言うことでした。私がこのレストランで働いているとは皆さんご存知なかったのでかなり驚かれていました!

 チップはだいたい飲食代の15〜20%です。このチップは私たちウエイトレスの収入となりすごく助かります。もちろんサービスがよければチップもよくなるというわけですが...。

 日本食といっても寿司がメインのレストランですが、しかも「にぎり寿司」よりも「巻き寿司」が中心です。メニューもアメリカ人向けに色々な種類の巻き寿司があります。一番の人気はクランチー・シュリンプ・ロール(天かすにマヨネーズをまぜ、えびときゅうりを巻いたもの)と、カリフォルニア・ロール(アボカド、きゅうり、かにかまを巻いたもの)です。この他にもフィラデルフィア、マイアミ、ノルウエー、ナッシュビル・ロールといった土地名がついた巻物や盆栽、スパイダー、レインボーなど見た目がそれに似ている巻物があります。またこのレストランが最初に考え出したという「寿司ピザ」もあります。
ちなみに値段は

クランチー・シュリンプ・ロール:$3.75
カリフォルニア・ロール:$3.75
寿司ピザ:$6.25

 皆さんもナッシュビルに来られる機会がありましたら、ダウンタウンのセカンド・アベニューにある「一番」に是非お立ち寄りください。その時はチップをお忘れなく...。



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