その27

 みなさんお元気ですか?次女の由美です。今回は「パーティー」のお話。アメリカ人はパーティー好きで、何かにつけパーティーをしたがります。バースデー・パーティーはもちろんの事ですが、特に21歳のバースデー・パーティーは盛大に行われるようです。



 先月、アメリカの友人の21歳のバースデー・パーティーに行き、その規模の大きさにビックリしてしまいました。40名ほどの招待客が3台の貸切りバス(トイレやキッチン付)に食べ物、飲み物をたくさん持ち込んで「ハンティング・ゲーム」と言うものをやりました。ゲームの内容は3チームに分かれ、指示されたとおりにその場所や物を探しに行くというものです。指示の中には「ショッピングモールにある○○というお店に行き、店員に次の指示を受けろ」というのがあり、それは40人がショッピングモールの通りで輪になり、「バースデーソング」を歌うことでした。ショッピングしていた人たちは何事だろうかというような顔をして見ていましたが・・・・。

 その他にはダウンタウンで町を歩いている人から1ドルをもらう度に100ポイント獲得やアジア人をみつけて一緒に写真を取れば300ポイント等、ポイントをかせいで最終的に多くのポイントを取ったチームには1人、100ドルの賞金がもらえると言うことでした。友人によるとこのパーティーにはかなりの費用がかかったそうです・・・。

 さて、本題の「ピッキン・パーティー」ですが、その名の通り楽器を弾いて楽しむパーティーです。いわゆるジャム・セッションです。これは美雅姉が勤務する会社のボスの友人から招かれたもので, ナッシュビルから1時間程離れた所にあるハーツビルという町でありました。

 プールを囲んだところに、ステージと小さなバーがあって1時間ほどの演奏でした。ピッキン・フレンドの前田宏樹くんと彼の友人の“まさゆきさん”美雅姉にわたしの4人編成です。その“まさゆきさん”はベルモント大に在学中で、カントリーミュージックで有名なドワイト・ヨーカムに歌声がそっくり(!)でした。

 ステージではブルーグラスやカントリー、アイリッシュを演奏しましたが、アイリッシュの曲を弾いている時には、アイリッシュ好きのおじさんがティン・ウィッスルを一緒に弾いてくれました。演奏後、私はとてもアイリッシュが好きだと言うとそのおじさんが「君がこのティン・ウィッスルを持っておくべきだ」と言ってそれをくれたのでとても嬉しかったです!


 その後にジャム・セッションでした。メンバーはそれほどマニアックではないブルーグラッサー達ばかりで、ピーター・ローワンの曲やどこかで聞いたことのあるようなポップス系の曲などをやっていました。

 面白いことに、そのメンバー中にボコボコ穴があいたベースを弾いている人がいて、ボディには“Made in China”って書いてありました。しかもジャムをしている最中にいきなりそのベースのネックから “パーン!”と花火が飛び出したので驚いてしました。

 帰り際には皆からとても良かった、と何度も言われ私達もとても楽しいひと時を過ごすことができました。



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