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  みなさん、こんにちわ。前回のFest de Villeに続き2回目のコンサート&ライヴレポートです。今回は11月4日にライマン公会堂で行われたBela Fleck and The Flecktones & The David Grisman Quintetのコンサートレポートをお送りします。とにかく2バンド共とても素晴らしく、たっぷりライブ感を味わえたコンサートでした!

 私はチケットを前日に購入したにもかかわらず、ラッキーな事に5列目の真ん中に席を取る事ができました。ちなみにチケットの値段は$26と$32でした。2バンドでこの値段はかなり安いですよね。会場はほぼ満席で、以外と若い人(特に男の子)が多かったです。

The David Grisman Quintet 
 最初に登場したのはThe David Grisman Quintetでした。彼等のステージを見るのは、5年前のバンダービルト大学そして昨年の東京にひき続き3回目です。今回はベース弾きが代わっていたので何故だろうと思っていると、David Grismanがメンバーを紹介する前に“前回のベース弾きの奥さんが亡くなり、彼は2人の子供の為にバンドを離れなければならなかったんだ”と言っていました。本当に残念です。新しいベース弾きは見るからにまだ20代の人でしたが、すごく良かったです。

 彼等が演奏した曲は妹の絵美がよく弾いていた曲ばかりだったので知っていましたが、彼等はいつも違うバージョンで弾くので楽しめました。最後の方でBela Fleckが登場し彼等と一緒に弾く場面がありました。彼が登場した時はすごい歓声が沸き、またそれに答えた演奏をみせてくれました。

 アンコールは東京でやった時と同じパターンで、バリバリのブルーグラス・スタイルで”How Mountain Girls Can Love”をやってくれました。メンバーそれぞれが田舎っぽい格好をし、また南部なまりを真似して話したりしておもしろかったです! David Grismanはバンジョーを弾いていました。

 1つおもしろい物を発見してしまいました!パーカッション&フィドル弾きの人の横に置いてあったアンプの上に、なんと小さなお地蔵さんが置いてあったんです!ツアーの時はいつも持ち歩いているんでしょうか??

Bela Fleck and The Flecktones
 そして15分ブレイクした後にBela Fleck and The Flecktones が登場しました。私は生でこのバンドを見るのは初めてだったのでとても楽しみでした。ちょうど、彼等の新しいCD “Outbound”(レーベルがワ−ナ−・ブラザ−ズからコロンビアに代わっており、コロンビアでのデビューCD)を購入し、すでに聴いてはいましたが、やはりライブはCDで聴くのとは全く違い、何倍も良かったです!

 最初の3、4曲はオリジナルメンバーの4人、ベラ・フレック、ビクター・ウートン、フューチャー・マン、ジェフ・コフィンで演奏していました。彼等のリズム感にはいつもビックリしてしまいます。すごくノリのいい曲でも途中でリズムが変わり、私はいつも見失ってしまいます。

 その後はこのCDにも参加していたインド人のサンディップがタブラで加わっていました。このタブラは2つの太鼓の様なもので(パーカッションの役割)通常座って演奏します。私はバングラデッシュの友人にこのタブラの弾き方を習った事がありますが、かなり難しく私には無理でした・・・・。

 ベラ・フレックはこのコンサートで4種類のバンジョーを使い分けて弾いており、その中にインドの楽器、シタールの音を真似た“エレクトリック・シタール・バンジョー”というのがありました。これは彼の新しいCDでも使っています。

 ビクター・ウートンは皆が期待していた “ベースまわし”を1回だけやってくれました!私は生でこの“ベースまわし”を見れたので感激してしまいましたっ!! また、彼の子供の4、5才くらいの女の子が“ポルカ・オン・ザ・バンジョー”という曲の中で出てきて踊ったり、ジェフが何と、サクソフォーンを2つ口にくわえて両手で演奏したりする場面があってとても楽しかったです。

 それから最後の方でデビッド・グリスマンが登場して、ベラ・フレックと2人で即興(?)で長い事弾いていました。その中にバンジョー・チューンも入れたりしていましたが、デビッド・グリスマンはすごく必死になっていたせいか、マンドリンをマイクに何度もぶつけていました・・・・・。

 最後はもちろんアンコールがあり、全客総立ちで拍手喝采でした。そして彼等のキャラクターマスコットのぬいぐるみを客席に投げてフィナーレでした。

 本当に素晴らしいコンサートで、これを見(聴き)に来ていた人は皆、満足していたと思います!ライブがこんなに素晴らしいものだったのかと言う事がよくわりました。

 それではまたいつかナッシュビルでのライブ&コンサートレポートをお送りします。


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