北は帯広、南は宮崎
 中島ファミリーバンドの14年間の演奏活動で、北は帯広市の植樹祭。南は宮崎市のこどもの国、東はアメリカ・ケンタッキー州のIBMAファンフェスといろんな場所で演奏して来ました。その中で特に印象に残ったものを挙げてみました。
 
 1987年8月の太宰府フェスでのデビューから、翌年の宝塚フェスに向けての特訓中に岩手県小岩井農場での、みちのくブルーグラス・フェスティバルの出演依頼がありました。

 5月4日でしたけど、肌寒く、山にはまだ雪が残っていました。福岡では桜も散り、五月晴れのポカポカ陽気だったのですが・・・。面白いことにステージは農場で使っているトラクターの荷台でした。

 その面白かったステージの数々です。まずサッポロビール門司工場での「ビール祭り」ではビールを運ぶ10トントラックの荷台、かなり広いスペースでした。

帯広市の植樹祭での有田純弘氏とタミー・ファサート。わが家に遊びに来ていたタミーは北海道に行ったことがないと言うので私の代わりに。
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 日米電力会議が福岡市の九州電力であり、その来日した電力会社の社長夫人達をもてなす博多湾ツーリングではその大型クルーザーの船内で。大型船が通るとかなり揺れるので、背後から美雅と美砂のベルトを必死で握っていました。

 JR西戸崎線でのビヤトレインでは1両を貸し切った列車の中、各々が座席にもたれながらの演奏でした。

 ブルーグラス仲間の子息が白血病で入院していた九州大学医学部附属病院の小児科病棟ではナースセンター前の広場での演奏でしたが、残念なことにしばらくして亡くなりました。

 久留米石橋文化センターでは真夏の夜の、池に浮かぶ水上ステージ。ライトアップしたステージはまさに「トワイライトコンサート」でした。それに満開の桜の下につくったステージ、そよ風で桜が舞い散るなかでの演奏は風流でした。もちろん曲は「春の海」と「六段」を加えました。それにしてもかっぽ酒は美味しゅうございました。

 また福岡県瀬高町、清水寺のぼたん苑ではぼたんが咲き乱れている一角で、また宮崎県生駒高原のフラワーフェスタはポピーの花のステージでした。

 九州自動車道「植木〜熊本開通20周年記念」イベントでは北熊本サービスエリアで、レストラン前の階段に仮設したステージでした。海の中道海浜公園では缶コーラの形のイベントカーの後ろの部分が二つに割れて、マイクやスピーカーもセットで収納してあるステージで。

 競馬の武豊騎手が何かの記録を出した時の小倉競馬場と武雄競輪はこども広場のステージで。また武雄競輪では一般の人は入れない選手食堂での昼食でした。

 大分県九重町では冬は雪の為に真夏のお盆休み期間中に成人式がありましたが、会場は役場の2階の会議室でした。しかしお隣の宮崎市のシーガイアのモールタウンではなんと成人式の日に野外ステージでの演奏でした。

 長崎県諌早病院でのミニコンサートは病院内のリハビリ用の大きな部屋で、ベッドに寝たままの人や点滴を腕に刺したまま聞き入る人など様々でした。

 宮崎市の橘デパート前の道路で交差点に向かっての演奏。他に福岡市のイムズ、マツヤレディース前の道路で。帯広市の長崎屋、長崎県のジャスコ大村店、福岡市の岩田屋、ダイエーショッパーズでは店内で。

 JR熊本駅構内の「あそBOY」キャンペーンでは酒井法子の前座だったため若い男の子がいっ〜ぱい。その彼等が「アイドル」に歓声を上げるのを聞いてビックリしました。感覚的に若いと思っていた私はこの時、はじめて自分が「年をとった」と思いました。

 またJR小倉駅での『新型のぞみ』出発記念セレモニーは改札口の近くでの演奏でした。

 大分県塚原高原で開かれた「全国和牛能力共進会」ではパビリオンテントにいた観客を外に出して、常陸宮殿下と華子様お二人だけの御前での演奏でした。警察官、SP、新聞記者、イベント関係者が見守る中での約10分の間、私はなぜか直立不動の姿勢でした。

 最後に96年と97年の弱かった時の福岡ダイエーホークスの選手とその家族のファミリーX'masパーティでの演奏。

 福岡ドームの控室です。コンクリート壁の背景を修正しています。

 中内オーナー以下、全選手とその家族が参加します。優秀成績だった選手にはオーナーから金一封が授与され、こどもたちにはたくさんのプレゼントがあります。

 しかし騒ぐ人もいなくてお通夜やみたいでした。その中で子煩悩の工藤投手だけはジングルベルで、お子さんと一緒に踊ったりしていました。しかしダイエーホークスが強くなってからはお呼びがかかりません。


場違いな場所での演奏 其の1
 久留米市の温泉センター、福岡地区労連旗揚げ式、国労九州団結まつり、カラオケ教室発表会でのゲスト出演。歌が上手な人達の前でよくやりました。

●場違いな場所への出演 其の2
 2枚目のCDの発売記念にRKBラジオの歌謡番組「歌謡曲ヒット情報」に出演。"Separate Times"と"Trail Of Tears"の2曲紹介しました。

●雨の中での演奏
 熊本市のTV局の「○○TVまつり」では、雨の中、誰もいない観客席に向かって30分の演奏を2回。また宮崎市の住宅展示場でのラジオ生番組でも雨の中で演奏。あたかも観客がいるかのように、スタッフと私の5人で拍手、拍手、拍手でした。両方ともステージにはテントが張られてはいましたが。

●ハプニング編、其の1
 福岡国際ホールでのディナーショーでは、留学中の美雅に代わって私がバンジョーを弾きました。但し「手のひらを太陽に」の一曲だけ。美雅からTAB譜を書いてもらい、約1ケ月の間、猛練習しました。ところが、タ、タン、タン、タ...とイントロの出だしを弾いたとたん、頭の中が真っ白になり次が出て来ません。絵美がすぐさま代わりに弾いてくれて事なきを得ましたが、曲が終わるまでがメチャ長く感じました。

●ハプニング編、其の2
 広大な牛牧場の経営者が新規オープンした大規模な焼肉レストランでの演奏中、電源がショートしてしまいました。客席の照明は付いているのですがステージは切れたままでした。最後の曲でしたので、そのまま歌って終わりました。ちなみに曲は「さよならが言えない」でした。

●感動編
 
障害者のみなさんの発表の場「ももち祭り」で私がベースを、家内がギターをもって娘たちと歌いました。目の前にいる障害者の子どもたちを見ていると、わが子たちが五体満足で生まれて来たことに感謝しつつ目頭が熱くなるのを必死にこらえたものでした。

中島ファミリーバンド  

 右から二人目が家内で、撮影は大浦和範氏。ここをクリックすると大きな画像になります。


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